PM-670C用Photo Image Print System for Linux 説明書 Copyright (C) SEIKO EPSON CORPORATION 2000-2004. 最新の情報については、弊社ホームページをご覧下さい。 http://www.epkowa.co.jp/ 目次 1 使用許諾契約 2 修正履歴 3 製品説明 4 インストール方法 5 操作方法 5.1 オプションの仕様 5.2 オプション設定のデフォルト値 5.3 オプションの組み合わせ 5.4 pipsrc仕様 5.5 libpm670c.so仕様 6 用紙サイズとマージン 7 注意事項 8 謝辞 1 使用許諾契約 本パッケージは、GNU General Public License 及び GNU Library General Public License (./COPYING及び./COPYING.LIB)によって配布されるソースコー ドと、EPSON KOWA Public Licence(./COPYING.KOWA)の条件の下で配布され るオブジェクトコードを含みます。ライセンスの詳細については、各COPYING ファイルを参照してください。 ソースに含まれているバイナリファイルの著作権は、エプソンコーワ株式会社と セイコーエプソン株式会社が保有しています。 これらのバイナリファイルは EPSON KOWA Public Licence で配付されています。 2 修正履歴 ./ChangeLogに記載。 3 製品説明 本ソフトウエアは、LinuxからSEIKO EPSON製カラーインクジェットプリンタを 使って、高品質に印刷するためのプリンタドライバ(フィルタ)です。 4 インストール方法 ※ 本ソフトウェアをインストールする前に、以下のソフトウェアがインストー ルされているか、ご確認下さい。インストールされていない場合、本ソフ トウェアは正常に動作致しません。予めご了承下さい。 ghostscript (Postscriptを印刷する為に必要です) libpng (PNGデータを扱う為に必要です) (1).... rpmコマンドを実行するとインストール完了です。 ----------------- rpm -i pips670-1.3.2-1.i386.rpm ----------------- ディストリビューションによっては依存性のエラーが出る場合がありますが ----------------- rpm -i --nodeps pips670-1.3.2-1.i386.rpm ----------------- とすることで回避できる場合があります。 (2).... インストール後の設定 印刷を行う為の設定を、/etc/printcapにインストール時に自動的に追記しま す。もし何らかの要因で記述されなかった場合や、プリンタの接続先を変更す るなどの場合には手動で記述して下さい。設定の記述先は、ディストリビュー ションによっては、/etc/printcap.localである場合がありますので、ご使用 のディストリビューションのマニュアル等で予めご確認下さい。 ※ 行番号は説明の為にあるもので、実際には記述しません。 設定例 1 pm670c:\ 2 :sd=/var/spool/lpd/pm670c:\ 3 :mx#0:\ 4 :sh:\ 5 :lp=/dev/lp0:\ 6 :if=/usr/local/EPKowa/PM670C/filter670:   1:プリンタ名   2:スプールディレクトリの指定   3:スプールする最大ファイルサイズの指定(0を指定すると無制限)   4:カバーシートの抑制   5:プリンタポートの指定   6:入力フィルタの指定 例えば、USB接続でプリンタを利用する場合は、lpの設定値を以下のように修 正すれば、印刷する事が出来るようになります。 ※ Redhat7.3の場合 pm670c:\ :sd=/var/spool/lpd/pm670c:\ :mx#0:\ :sh:\ :lp=/dev/usb/lp0:\ :if=/usr/local/EPKowa/PM670C/filter670: /etc/printcap(もしくは/etc/printcap.local)を編集した場合は、LPRを再起 動する必要があります。 LPRngの再起動方法 (システムによって異なる場合があります) ----------------- /etc/rc.d/init.d/lpd restart ----------------- 5 操作方法 X-Window環境で、コマンドラインより pips670 で、X-Window環境用ユーティリティ (GUI)が起動します。 ※ インストール後に、印刷時のロケールを設定する必要があります。ロケー ルを設定するために、GUIユーティリティを起動して下さい。ユーティリティ は起動される度に自分の言語設定(LANG)を記憶します。印刷時には、その 設定を使用して印刷を行います。印刷するドキュメントによっては、言語 が正しく設定されていないと文字化けする場合があるので注意して下さい。 ウィンドウの下部には「共通のボタン」があり、これらは以下の働きをします。  「保存」:現在の設定を保存し、次回に引き継ぎます。設定はユーザ共通です。  「印刷」:現在の設定で印刷を開始します。  「終了」:終了します。 「入出力設定」では以下の設定ができます。  「入力」:印刷するPNGファイル(non-interlaced)を指定します。  「出力」:ESC/Pコードの書き出し先を指定します。 「用紙設定」では以下の設定ができます。  「用紙サイズ」:プリンタがサポートしている用紙サイズを選択します。  「拡大/縮小率」:入力画像の拡大、縮小を%で指定します。(10〜400) 「マージン」:印刷時のマージンをmm単位で指定します。(0〜右端最大値) 「基本設定」では以下の設定ができます。  「用紙種類」:プリンタがサポートしている用紙種類を選択します。  「ハーフトーン」:ハーフトーン方法を選択します。  「入力解像度」:入力解像度を選択します。  「品質」:印字品質を指定します。  「双方向印刷」:双方向印字をするかしないか選択します。  「インク」:カラー印刷かモノクロ印刷かを選択します。 「色補正」では以下の設定ができます。  「色補正方法」:色補正方法を選択します。  「明度」:明度調整をします。(-50〜+50)  「コントラスト」:コントラスト調整をします。(-50〜+50)  「彩度」:彩度調整をします。(-50〜+50)  「シアン」:シアン系インクの濃度調整をします。(-50〜+50)  「マゼンダ」:マゼンダ系インクの濃度調整をします。(-50〜+50)  「イエロー」:イエローインクの濃度調整をします。(-50〜+50) GUIを起動しないでコマンドラインでも可能です。この場合は コマンド pips670 [オプション] input_file もしくは pips670 [オプション] < input_file として下さい。ここで、input_fileはPNGファイルを指定して下さい。 出力先は標準出力です。オプションは組み合わせによっては無効となるものや、 正しく反映されない場合があります。GUIを起動して設定値を確認してくださ い。 アプリケーションで用紙サイズを決定できるものは、本ソフトウェアの用紙サ イズと設定を合わせて下さい。なお、印刷は用紙の左上を基準に行われます。 印刷領域は用紙サイズに対して左右上下それぞれにマージンをとります。詳し くは「6 用紙サイズとマージン」を参照して下さい。 5.1 オプションの仕様 ・起動モード 書式 -ui n1 パラメータ n1 = X GUIが起動 C コマンドラインで動作 GUIの起動有無を指定します。 ・用紙サイズ 書式 -ms n1 パラメータ n1 = A4 A4 B5 B5 A6 A6 PHOTO フォトカード PC ハガキ DPC 往復ハガキ LT Letter LGL Legal 用紙の大きさを指定します。 ・メディア 書式 -mt n1 パラメータ n1 = PLAIN 普通紙 SFINE スーパーファイン専用紙 GPAPER フォトプリント紙 GFILM 専用光沢フィルム OHP 専用OHPシート IRON アイロンプリントペーパー 用紙の種類を指定します。 ・解像度 書式 -re n1 パラメータ n1 = 180 180dpi 360 360dpi 720 720dpi 解像度を指定します。 ・印刷品質 書式 -ql n1 パラメータ n1 = DRAFT ドラフト STD スタンダード FINE ファイン PHOTO フォト 印刷品質を指定します。 ・双方向印刷 書式 -hs n1 パラメータ n1 = ON 双方向印刷 OFF 単方向印刷 双方向印刷の使用有無を指定します。 ・ハーフトーン 書式 -ht n1 パラメータ n1 = ED 高画質ハーフトーン DB 高速ハーフトーン NONE ハーフトーン無し ハーフトーン方法を指定します。 ・印刷スケール 書式 -sc n1 パラメータ n1 = [10 - 400] 入力画像の拡大、縮小率を指定します。 ・インク 書式 -in n1 パラメータ n1 = COLOR カラー印刷 MONO モノクロ印刷 カラー/モノクロ印刷を指定します。 ・色補正 書式 -cc n1 パラメータ n1 = PHOTO 自然な色合い GRAPH 鮮やかな色合い NONE 色補正なし 色補正方法を指定します。 ・明度 書式 -br n1 パラメータ n1 = [-50 - 50] 明度調整を行います。 ・コントラスト 書式 -co n1 パラメータ n1 = [-50 - 50] コントラスト調整を行います。 ・彩度 書式 -sa n1 パラメータ n1 = [-50 - 50] 彩度調整を行います。 ・濃度 書式 -st n1 n2 n3 パラメータ n1 = [-50 - 50] シアン濃度調整 n2 = [-50 - 50] マゼンダ濃度調整 n3 = [-50 - 50] イエロー濃度調整 インクの濃度調整を行います。 ・マージン 書式 -mg n1 n2 パラメータ n1 = [0 - 右端最大値] 左端マージン n2 = [0 - 右端最大値] 上端マージン マージンをmm単位で指定します。 オプションで省略された項目についてはデフォルト設定になりますが、以下の 項目についてはリソースファイル[/etc/pipsrc]でデフォルト設定を変更できま す。なお、各パラメータはオプションと同値をとります。(5.4 pipsrc仕様参 照) 5.2 オプション設定のデフォルト値 起動モード: GUIが起動 入力: 標準入力(STDIN) 出力: プリンターに出力 用紙サイズ: A4 拡大/縮小率: 100 用紙種類: 普通紙 ハーフトーン: 高画質ハーフトーン 解像度: 360 品質: STD 双方向印刷: ON インク: カラー 色補正方法: 自然な色合い 明度: 0 コントラスト: 0 彩度: 0 シアン: 0 マゼンダ: 0 イエロー: 0 左端マージン: 3 上端マージン: 3 5.3 オプションの組み合わせ PM-670C用 Photo Image Print System にて指定可能なオプションの組み合わ せを示した表です。 コマンドラインで利用するときの参考にして下さい。 カラー印刷 メディア 入力解像度 品質 双方向 ハーフトーン 色補正 出力解像度(参考) -mt -re -ql -hs -ht -cc -------- ---------- ----- ------ ------------ ---------------- ---------------- PLAIN 180*180 DRAFT ON ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 180*180 360*360 STD ON ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 360*360 360*360 FINE ON ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*360 360*360 FINE OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*360 360*360 PHOTO OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 SFINE 360*360 FINE OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 720*720 FINE OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED PHOTO/GRAPH/NONE 1440*720 GPAPER 360*360 FINE OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 720*720 FINE OFF ED/DB PHOTO/GRAPH/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED PHOTO/GRAPH/NONE 1440*720 GFILM 720*720 PHOTO OFF ED PHOTO/GRAPH/NONE 1440*720 OHP 360*360 STD OFF DB PHOTO/GRAPH/NONE 360*360 IRON 360*360 STD OFF ED PHOTO/GRAPH/NONE 720*360 モノクロ印刷 メディア 入力解像度 品質 双方向 ハーフトーン 出力解像度(参考) -mt -re -ql -hs -ht -------- ---------- ----- ------ ------------ ---------------- PLAIN 180*180 DRAFT ON ED/DB/NONE 180*180 360*360 STD ON ED/DB/NONE 360*360 360*360 FINE ON ED/DB/NONE 720*360 360*360 FINE OFF ED/DB/NONE 720*360 360*360 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 SFINE 360*360 FINE OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 FINE OFF ED/DB/NONE 720*720 360*360 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 GPAPER 360*360 FINE OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 FINE OFF ED/DB/NONE 720*720 360*360 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 GFILM 360*360 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 720*720 PHOTO OFF ED/DB/NONE 720*720 OHP 360*360 STD OFF DB/NONE 360*360 IRON 360*360 STD OFF ED 720*360 5.4 pipsrc仕様 本製品は、ユーザーが任意の設定値を保存する為にpipsrcというテキストベース の設定ファイルを使用します。これはrootでGUIを起動し、保存ボタンを押す事 により、/etc以下に作成されます。 pipsrcは、コマンドラインにおけるオプションで指定されなかった項目の補完、 およびGUI設定におけるデフォルト設定値に用いられます。 基本的にpipsrcを直接編集せずに、GUIで設定変更を行ってください。もし、直 接変更する必要がある場合は、以下を参考に編集してください。 pipsrcファイルは、最初にセクションとしてプリンタ名称が記述され、各行には 2つのフィールドが=で関連づけされます。 用紙サイズ media size = n1 用紙種類 media type = n1 解像度 resolution = n1 品質 quality level = n1 双方向印刷 high speed = n1 ハーフトーン half tone = n1 印刷スケール scale = n1 インク ink = n1 色補正 color correction = n1 明度 brightness = n1 コントラスト contrast = n1 彩度 saturation = n1 濃度 strength = n1, n2, n3 マージン margin = n1, n2 5.5 libpm670c.so仕様 libpm670c.readmeを参照して下さい。 6 用紙サイズとマージン Photo Image Print Systemは、用紙の左上(0,0)を基点に印刷を行う。 ただし、プリンターにはそれぞれデフォルトのマージンが設けられており、 そのマージンを越える画像は暗黙の内に切り取られる。 以下に、各用紙のサイズとマージンの値を示す。 [オートシートフィーダ選択時] PaperSize | Paper Size(1mm) Margin(1mm) Name | Width Height Left Top Right Bottom -------------------------- + ---------------------------------------------- A4 210 x 297 mm | 210 297 3 3 3 14 A6 105 x 148 mm | 105 148 3 3 3 14 B5 182 x 257 mm | 182 257 3 3 3 14 ハガキ 100 x 148 mm | 100 148 3 3 3 14 往復ハガキ 200 x 148 mm | 200 148 3 3 3 14 フォトカード 102 x 152 mm | 114 164 3 3 3 3 Letter 8 1/2 x 11 in | 215 279 3 3 3 14 Legal 8 1/2 x 14 in | 215 355 3 3 3 14 7 注意事項 本製品をフィルターとして使用する際、印刷物に意図しない線が印刷される場 合があります。これはGhostscript(以下GS)にてPostscriptファイルをPNGファ イルに変換する際に発生する物で、本製品では対処出来ません。なお、この現 象はGSのv5.10で発生します。v5.50での発生は確認されていません。 本ソフトウェアは、高品質の印刷を行う際、印刷用データがとても大きくなる 場合があります。その為にlprがエラーを返すかも知れません。その場合はlpr に -rs オプションを付けて印刷を行って下さい。lprに関してはマニュアル lpr(1)を御参考下さい。それでも解決されない場合は、メモリーの増設または Swapの確保を行ってください。 (例) $ lpr -rs -P 8 謝辞 本製品の開発にあたり、以下の方々に御協力頂きました。 ここに御礼申し上げます。 (順不同、敬称略) Nobby N Hirano 山岸俊博 佐藤望   ***End of file